介護で訪問していた高齢女性のキャッシュカードを使い、現金計約600万円を引き出したとして、大阪府警門真署は4日、介護福祉士の栗栖翔吾容疑者(30)=大阪府門真市北巣本町=を窃盗の疑いで逮捕したと発表した。「ギャンブルで遊ぶ金が欲しかった」と容疑を認めているという。 門真署によると、栗栖容疑者は2021年6~11月、門真市内に住む90代女性のカードを使ってATM(現金自動受払機)を操作し、15回にわたって預貯金を引き出した疑いが持たれている。 栗栖容疑者は15年ごろから週2回、1人で女性宅を訪ねていた。足腰が弱くなった女性に代わりATMに出向いて現金を引き出すこともあり、暗証番号を把握していたという。【郡悠介】