逮捕前の取材に「やってない」 4年前の殺人容疑で現場近くに住む男を逮捕 大阪・羽曳野市

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2018年、大阪府羽曳野市の路上で男性を刃物で刺して殺害したとして、当時現場付近に住んでいた46歳の男が逮捕されました。逮捕前、男は取材に対して関与を否定していました。 4日朝、大阪府羽曳野警察署に連行された無職の山本孝容疑者(46)。殺人の疑いで逮捕されました。 山本容疑者は2018年2月、羽曳野市軽里で、会社員の、平山喬司さんこと崔喬可さんを、刃物で刺して殺害した疑いが持たれています。 警察によると崔さんは、背中を1カ所刺されていて、傷は肺まで達していたということです。 【記者リポート】 「崔さんは、駐車場に車を止め、100m先にある知人女性の自宅に向かっていたところを襲われました」 山本容疑者と崔さんには接点がありました。崔さんは当時、山本容疑者の隣に住んでいた女性と知り合いでたびたび女性の自宅を訪れていました。 山本容疑者は10年以上前から植木鉢の置き方などを巡って女性と度々トラブルになっていて、崔さんが山本容疑者の苦情に対応したこともあったということです。山本容疑者は、任意の調べに対し、「車を駐車する際に植木鉢が邪魔やった。女性の家につばをかけた」などと話したということです。 そして犯行当日、複数の防犯カメラに映っていた、刃物のようなものを持った不審な男の着衣や体の特徴から、警察の捜査線上に山本容疑者が浮上。しかし、山本容疑者は、逮捕前の取材で事件への関与を否定していました。 【逮捕前の山本容疑者】(2018年取材) 「とりあえずやってもないし。当然家にがさ入れ入って1カ月たちますけど、当然証拠なんて、やってもないから出るわけない。だから今、僕現在ここにおるわけなんですよ」 ーーQ:崔さんと面識は? 「みかけるくらい。喋りかけてフレンドリーな感じでもない。実際、顔写真いっぱい見せられて(崔さんを)当てろって言われても絶対当てられないです」 また、警察の捜査は、犯行に使われた刃物などが見つからず難航しました。しかし、500人以上への聞き込みや、防犯カメラの解析なども続け、山本容疑者以外の犯行はないと判断して、事件から4年が経とうとする4日、逮捕に踏み切りました。 【現場近くに住む人は…】 「やっとということで安心しました。(警察が)ずっと地道に捜査しているの見ていたので」 一方、山本容疑者を知る人は… 【山本容疑者を知る人】 「そんなことをするような子とは思わないけどね私は。目つきも悪くないし」 警察の調べに対し山本容疑者は、「納得できません。やっていません」と容疑を否認しています。

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