山梨県職員の男が収賄と恐喝の疑いで逮捕された事件で、男が勤務中に賄賂を受け取ったとみられることが分かった。 県農政総務課の副主査仲川賢司容疑者は2019年2月、県土地改良事業団体連合会の男性職員に「指導料」を要求し、現金7万円を受け取った疑いが持たれている。 捜査関係者によると、2人の供述から、仲川容疑者が勤務で連合会を訪れた際に現金を要求し、製図室で受け取ったとみられるという。その際、職員は施設内のATMで現金20万円を引き出し、仲川容疑者に渡したが「金額が多い」として13万円を返したという。 仲川容疑者は2021年12月にも男性から現金を脅し取った疑いがあり、警察は立件を視野に捜査している。