北九州市小倉北区で去年11月、飲酒運転の車で女性をはねて死亡させ、そのまま逃走したとされる男の初公判です。 男は、起訴内容を認めています。 起訴状によりますと、北九州市門司区に住む建設作業員・由井希被告(22)は、去年11月に小倉北区の国道で、飲酒運転の車で道路に座り込んでいた片山桜子さんをはねて死亡させ、そのまま逃走したとされています。 3日の初公判で、由井被告は「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めました。 検察側は、冒頭陳述で「被告はドンという音がしたので、現場に引き返し倒れている女性を確認したものの、飲酒運転がばれると逮捕されると思い逃げた」と主張しました。 法廷では「悔しい。厳重な処罰を求める」とする遺族の意見も読み上げられ、聞いていた由井被告はうつむきながら肩を落としていました。