【サンパウロ時事】アルゼンチンの首都ブエノスアイレス大都市圏のスラム街で1日夜から2日にかけ、毒物が混ざったとみられるコカインを吸引した住民ら少なくとも17人が死亡、50人以上が入院した。 地元紙ナシオンが伝えた。コカインはかさ増しのため異物が加えられることがあるが、地元検察は意図的に毒が盛られた可能性を指摘している。 コカインの出どころは同じとみられ、当局は複数の密売人を逮捕して調べを進めている。検察は「こんなことは前例がない。意図的に何らかの物質が加えられたと思われる。ミスなどではない」としている。