おととし10月、札幌市のガールズバーで酒を飲ませるなどした20代の男性から、現金130万円を脅し取ったとして、山口組系の暴力団員ら2人が逮捕されました。 恐喝の疑いで逮捕されたのは、札幌市中央区に住む指定暴力団6代目山口組4代目誠友会の組員、瀬藤暢也(せとう・まさや)容疑者39歳、札幌市白石区に住む自称・大学生、村井大起(たいき)容疑者27歳の2人です。 警察によりますと、2人は共謀し、おととし10月25日、札幌市のガールズバーに村井容疑者の高校時代の同級生の男性を連れて行きました。 そこで飲食代をおごるなどして、親しくなった後、2人は、瀬藤容疑者が暴力団員であることを明かしました。 その上で「助けて欲しい」とすがったり「サラ金でも行って、金を用意してくれ」と求めたりして、翌26日、断れなかった男性から現金130万円を受け取っていました。 男性は去年11月になって、被害を警察に相談。捜査の結果、警察は、恐喝の容疑が固まったとして、事件発生から2年3か月余りの2日午前、2人を逮捕しました。 警察は2人の認否を明らかにしていませんが、引き続き経緯などを詳しく調べています。