共済組合から共済金をだまし取ったとして、佐賀県警交通指導課と佐賀北署は2日、詐欺の疑いで、小城市小城町の元整骨院経営で土木作業員の男(66)と佐賀市川副町の介護職員の女(24)を逮捕した。 逮捕容疑は共謀し、交通事故で負傷した女が、男が当時経営していた小城市三日月町の整骨院に通院した日数を水増しし、共済組合から施術費1万1240円、治療費20万円をだまし取った疑い。女は「最初からだますつもりはなかった」と一部否認している。 県警交通指導課によると、女は2020年12月30日に佐賀市北川副町内で自損事故を起こした。通院は21年1月4日だけだったが、同月30日までの間に15日間通院したと水増ししたとみられる。 21年3月、共済組合から「水増し請求されている」と県警本部に情報提供があった。女は18年から通院歴があり、男は21年3月に廃業した。