離島結ぶ架橋工事で官製談合の疑い 前町長ら逮捕、香川県警

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瀬戸内海の小豆島(香川県)と離島を結ぶ架橋工事をめぐり、入札情報を業者に漏らしたとして、香川県警は3日、同県土庄(とのしょう)町の前町長、三枝邦彦容疑者(63)を官製談合防止法違反などの疑いで逮捕し、発表した。高松市の建設会社2社の幹部2人も公契約関係競売入札妨害容疑で逮捕した。 捜査2課によると、三枝容疑者は昨年11月、土庄町が発注した小豆島と沖之島との架橋工事の一般競争入札で、非公表の最低制限価格を漏らした疑いがある。 ほかに逮捕されたのは、タチバナ工業(高松市)役員の松田善雄容疑者(67)と、平成機工(同市)相談役の真嶋忠雄容疑者(74)。三枝容疑者から真嶋容疑者を介し、松田容疑者に情報が伝わった疑いがあるという。県警は3人の認否を明らかにしていない。 入札では、タチバナ工業をふくむ企業共同体が最低制限価格に近い6億6820万円で工事を落札した。 三枝容疑者は2013年の町長選で初当選。昨年12月の町長選で3選を目指したが落選した。

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