自治体の許可を得ないまま不用品を有料で回収し運搬したとして、名古屋市熱田区の不用品回収業の会社社長らが2日、再逮捕されました。 回収を依頼した女性が、広告の約3倍の料金を請求されたと訴えていて、警察が犯行の実態解明を進めています。 警察の発表によりますと、不用品回収業の会社社長・浅井健太郎容疑者(37)ら5人は、去年6月、愛知県扶桑町に住む30代の女性らからテレビやDVDデッキなどの不用品を無許可で回収し運搬した疑いがもたれています。 警察は、5人の認否を明らかにしていません。 女性が「『軽トラック1台9800円』という広告を見て依頼したら、3万円を請求された」と話しているほか、警察には、同様の被害相談が相次いでいるということです。 警察は、浅井容疑者らが利用者らに対し、回収の前後になって広告よりも高額な請求をしていたとみて、犯行の実態解明を進めています。 今回逮捕された5人のうち浅井容疑者ら2人は、先月13日、不用品の回収を依頼した男性に高額な請求をした恐喝容疑で逮捕されていて、名古屋地検は2日、この恐喝容疑について2人を処分保留としています。