六代目山口組傘下の暴力団組長と妻が、交通事故の示談の交渉中だった現金を脅し取った疑いで逮捕されました。 逮捕されたのは、六代目山口組の二次団体「杉組」の組長・北嶌延幸容疑者(73)と、妻の和子容疑者(77)です。 警察によりますと、2人は2020年1月から3月にかけ、交通事故の示談の交渉中だった組員の男性(当時55)に対し、「示談したら金が入ってくるやろ」などと言い、現金30万円を脅し取った疑いが持たれています。 男性は2016年にあった交通事故の示談交渉を、和子容疑者から紹介された弁護士に依頼したものの、当時難航していて、2人は「お前のせいで先生が困っとる」などと因縁をつけたということです。 調べに対し北嶌容疑者は黙秘し、和子容疑者は容疑を否認しています。