患者の診療代を水増しして請求し現金をだまし取っていたとして、元病院事務員の19歳の女が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、北海道登別市に住む会社員の19歳の女です。 女は胆振地方の病院で事務員として勤務していた2021年9月1日ごろから30日ごろまでの間、来院した30代の女性患者2人に診療代金を水増しして請求し、差額分の現金計1万9000円をだまし取った疑いが持たれています。 警察によりますと女は患者の診療代金がいずれも約2000円であるにもかかわらず、5000円ほどと偽って請求し、2人から計4回上乗せした現金を受け取っていました。 女はうその金額が書かれたレシートを事前に印字させて患者に見せていたほか、"レジが壊れてしまった"などと言って現金を請求。通常より多い診療代を受け取り、差額分をだまし取っていたということです。 診療代が高すぎることを不審に感じた患者から病院に問い合わせがあり調査したところ女の不正が発覚、病院側は女を解雇していました。 その後病院側から警察へ相談が寄せられ、2022年2月1日に女は逮捕されました。 調べに女は容疑をおおむね認めていて、警察は余罪があるとみて調べを進める方針です。