暴力団の組長夫婦が組員を恐喝した疑いです。 逮捕された六代目山口組傘下組織の組長で、名古屋市中村区の北嶌延幸容疑者(73)と妻の和子容疑者(77)は、おととし交通事故で民事訴訟中だった当時55歳の組員の男性に「お前は、わしの弁護士を勝手に使いやがって」「示談したら金が入ってくるやろ」などと言い、現金30万円を脅し取った恐喝の疑いが持たれています。 男性は2016年に名古屋市瑞穂区で事故を起こし、和子容疑者から弁護士を紹介されましたが、相手と過失割合をめぐって訴訟が長引いたことで2人から脅されたということです。 調べに対し北嶌容疑者は黙秘、和子容疑者は否認しているということです。