アフリカのギニアビサウでクーデター未遂、麻薬密輸組織が関与か

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[ビサウ 1日 ロイター] – 西アフリカのギニアビサウのエンバロ大統領は1日、クーデターが発生して未遂に終わったものの、治安部隊の多数が死亡したことを明らかにした。 ギニアビサウの首都ビサウではこの日、エンバロ氏が閣議を開いていた政府庁舎の周辺で銃声が聞こえ、詳しい状況は数時間不明のままだった。西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)は、「クーデター未遂だ」として非難していた。 西アフリカでは1月下旬、ブルキナファソで軍の一部がクーデターを起こし、大統領の追放と憲法の停止を宣言している。 エンバロ氏は大統領府がフェイスブックに投稿したビデオで、何者かが閣議直後に政府庁舎敷地内に入り攻撃しようとしたが撃退されたと説明した。 「大統領、首相、全ての閣僚を殺害しようとしていた」と述べ、攻撃は非常によく準備され、組織化されていた。麻薬密売に関与している人物が関係している可能性がある」との見方を示した。 実行犯を拘束したが、何人逮捕したかはまだ不明だと語った。 ギニアビサウでは1974年の独立以降、9回のクーデターやクーデター未遂があり、政情不安が続いている。

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