県警察学校で初任科生の卒業式が行われた。 卒業の日を迎えたのは去年4月、県警に採用された18歳から24歳までの45人。法律や逮捕術など10か月間に及ぶ厳しい訓練を乗り越えてきた。卒業式で県警本部の中村亮本部長は「力強くあると同時に県民の立場に立って考えることができる警察官になってほしい」と激励した。式は新型コロナウイルスの影響で去年に続き今年も規模を縮小して実施。卒業証書を代表で受け取った北川剛太郎巡査24歳は、船舶のエンジニアだった経験をいかし今後、密漁などを取り締まる県警初の海技士になる予定。大村警察署の玖島交番に配属される﨑村直輝巡査は、長崎総大附属高校サッカー部出身。先月亡くなった小嶺忠敏さんの言葉を胸に警察官としての一歩を踏み出した。卒業生たちは2日から県内の10の警察署に配属。まずは交番で地域を守る警察官として活躍する。