道仁会離脱の幹部手配 内部抗争を主導か 福岡県警 詐欺容疑で逮捕状 左右津佳秀被告(35)

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 組織の分裂に伴い12件の襲撃事件が起きた指定暴力団道仁会(福岡県久留米市)の内部抗争に絡み、同県警が、会を離脱した新組織の最高幹部(41)に対し、別の事件の詐欺容疑で逮捕状を取り、全国に指名手配していることが31日、分かった。
一連の襲撃事件はいずれも未解決で、最高幹部に逮捕状が出るのは初めて。
この幹部の組織は2005年、福岡市などで指定暴力団山口組系組織とも抗争事件を起こしており、県警は、最高幹部が道仁会襲撃や山口組系との抗争で中心的な役割を果たしていたとみて行方を追っている。

 指名手配されたのは道仁会を脱会した新組織「九州誠道会」系神闘総業組長。誠道会でも最高幹部の1人とされる。

 内部抗争は昨年5月、道仁会内の最大組織だった村上一家や神闘総業などが、新会長人事に反発して脱会したことを機に発生。
道仁会本部などが銃や爆発物で一斉襲撃されたのをはじめ、2カ月ほどの間に福岡、佐賀、長崎県内で、主に誠道会側が仕掛けたとみられる12件の事件が続いた。

 脱会側組織は昨年6月、福岡県大牟田市内で誠道会を発足したとみられ、県警が暴対法に基づき新たな指定暴力団に指定するか検討している。

 逮捕状が出た詐欺容疑は昨年3月、最高幹部が神闘総業幹部の左右津佳秀被告(35)=詐欺罪で公判中=と共謀し、独立行政法人都市再生機構九州支社に、左右津被告の個人住宅に使うとした虚偽の入居申請書などを提出。
公団住宅1室の賃貸契約を結んで賃借権をだまし取り、約半年間、組事務所として使った疑い。

 31日、左右津被告の初公判が福岡地裁であり、左右津被告は「(最高幹部に)相談していない」と共謀を否定した。

 県警によると、神闘総業は2005年8月にも、山口組系西村会の事務所が入居する同市博多区のマンションを手投げ弾で襲撃するなど、抗争事件を起こしている

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