2005年 12月 の投稿一覧

裁判で虚偽の証言をするよう依頼し、見返りに30万円…偽証教唆で逮捕

覚せい剤を使用したとして東京地方裁判所で裁判を受けている男が、
裁判で自分に有利になるようなうその証言をするよう知り合いに頼み、
証言をさせていたとして、偽証教唆の疑いで警視庁に逮捕されました。

 逮捕されたのは住所不定・無職の上遠野皇容疑者(36)と茨城県神栖市
の配管工、杉岡正彦容疑者(35)の2人です。警視庁の調べによりますと、
上遠野容疑者は、覚せい剤を使用した罪で東京地方裁判所で裁判を受けて
いたことし8月、知り合いの杉岡容疑者に、「上遠野容疑者は覚せい剤を
入れられた飲み物を知らずに飲んでしまった」という、うその証言をするよう
手紙で依頼し、裁判でうその証言をさせたとして偽証教唆の疑いが持たれて
います。
 調べに対して上遠野容疑者は、容疑を否認しているということです。
 上遠野容疑者は、拘置所にこう留中で、証言の見返りに現金30万円を
払うことを約束していたということです。裁判は現在も続いており、警視庁
は別の知り合いにも、裁判でうその証言をするよう依頼していたとみて
調べています。

振り込め詐欺5人に実刑 富山地裁高岡支部 吉元亮二容疑者 斉藤博之容疑者 

有料サイトの料金請求を装い、金を詐取したとして、組織犯罪処罰法違反の罪に問われた振り込め詐欺グループの主犯格2人を含む5被告の判決公判が14日、富山地裁高岡支部であった。藤田敏(ふじた・さとし)裁判長は、主犯格の吉元亮二(よしもと・りょうじ)(24)=東京都中野区=と斉藤博之(さいとう・ひろゆき)(27)=東京都新宿区=の両被告にいずれも懲役6年(求刑懲役7年)、ほか3被告に懲役5―3年(求刑懲役6年―3年6月)を言い渡した。

藤田裁判長は判決理由で「極めて組織的、計画的な犯行で、手口は巧妙で悪質」
と指摘した。

判決によると、吉元被告ら5人は2004年6月から同8月、被害者2人に数回、
電話をかけ、未払いの有料サイト利用料があるなどと信じ込ませ、約2700万円を
だまし取った。

吉元被告ら5人が数人ずつかかわった被害総額は約6770万円に上った。